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TBS、最終赤字に転落へ CM収入低迷、視聴率底上げへ

» 2009年08月05日 19時08分 公開
[ITmedia]
photo 4〜6月期の視聴率は全日・ゴールデン・プライムとも在京キー局中5位=同社決算説明資料より

 東京放送ホールディングス(TBSHD)は8月5日、2010年3月期の連結最終損益が49億円の赤字に転落する見通しだと発表した(前期は16億円の黒字)。当初は22億円の黒字になる見通しだとしていたが、テレビCM収入が想定を下回る状況が続くため。

 売上高は当初予想から120億円減の3495億円にとどまる見通し。「ROOKIES」など映画事業は好調だったが、テレビCM収入が伸び悩んでおり、下期もさらに厳しい状況を予想している。

 コストコントロールを進める一方で、「テレビ番組制作費を一定程度確保し、視聴率の底上げを図るなど、グループを上げて中核事業であるテレビ事業に経営資源を集中していく」ため、営業利益は当初予想から64億円減の6億円に、経常利益は64億円減の3億円にそれぞれ予想を下方修正する。

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