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米Yahoo!、WebメールとIMソフトを刷新

» 2009年08月25日 15時59分 公開
[ITmedia]

 米Yahoo!は8月24日、新たな「Yahoo! Mail」「Yahoo! Messenger」を発表し、新しいYahoo!検索結果ページをテストしていることを明らかにした。

 新しいYahoo! Mailはデザインを簡略化し、新しく「Application Box」というセクションを加えた。このセクションには、ユーザーがカレンダー、ノートパッド、サードパーティーのアプリを選んで置くことができる。画像をドラッグ&ドロップでメールに添付する機能や、画像のサムネイル表示などの機能も追加し、添付ファイルのサイズも10Mバイトから25Mバイトに拡大した。

 また来月には、招待状を送ったり、受信箱で直接イベント情報をチェックしたり、カレンダーに追加できるEviteアプリを提供する。Flickr、PayPalなどの人気サービスのアプリも数カ月以内に提供開始される。友人の最新の電子メールを表示する機能や、誕生日リマインダなどのソーシャル機能も近く提供するという。

 Yahoo! Messenger 10は、ビデオチャットの全画面表示、友人の最新ステータスやTwitter投稿をチェックできるUpdatesタブ、郵便番号を入力すると、起動画面に地元のニュースや天気予報が表示される「Yahoo! Insider」などが加わっている。iPhone版Yahoo! Messengerも、バックグラウンドでメッセージを受け取れるように改良された。

 新しいYahoo!検索結果ページはパーソナライズに重点を置いたものとなっており、人気サイトの検索結果のみを表示したり、コンテンツの種類で検索結果を絞り込むなどのフィルタリングオプションが加わっている。

 検索履歴に基づいてユーザーの探しているものを理解する検索支援技術も使われている。例えば、ユーザーが「パリ」「フライト」「安いホテル」を検索した場合、Yahoo! Searchは、ユーザーがヒルトン・パリスのゴシップではなく、旅行関連のコンテンツを求めていると理解する。

 また、ナビゲーションやMy Yahoo!、Financeなどの人気サイトへのリンクを統合したユニバーサルヘッダも導入した。これにより、米国のすべてのYahoo!ページで検索キーワードに関連した言葉やコンセプトを提案する「Search Assist」機能が使えるようになる。

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