米Twitterのエバン・ウィリアムズCEOは11月10日、現在一部のユーザーにプレビュー公開している公式「retweet」(RT)機能について、自身のブログで説明した。
RTとは、特定のツイート(つぶやき)を多くの人に知らせたいときに、そのツイートを自分の投稿ウィンドウにペーストし、オリジナル発言者のアカウント名を@とともに明記することで参照元を明らかにし、そしてそれが引用であることを示すという行為を指す。ユーザーの間で自然発生的に使われるようになり、サードパーティー製の関連アプリなどで普及した機能で、近いうちに公式版が公開されることになっている。
公式版は各ツイートの下にRTへのリンクボタンとして追加され、2クリックのステップで目的のツイートを自分のフォロワーにRTできるようになる。
この公式版RTには幾つか従来版との違いがある。まず、このステップでのRTでは、オリジナルのツイートを編集できない。誰がツイートし、それを誰がRTしたかはツイート本文の140文字に含まれないので、1つのツイートが何度RTされても冗長にならず、オリジナルの発言が正しく伝わるとしている。また自分がフォローしている複数の人が1つのツイートをRTした場合、表示されるのは最初の1つだけになる。さらに、これまでのRTではタイムラインに表示されるのはRTした人のアイコンだったが、公式版ではオリジナル発言者のアイコンが表示されるようになる。
ウィリアムズ氏は、自分のタイムラインにフォローしていない人のアイコンが表示されることに驚く人もいるかもしれないが、自分の経験ではすぐに慣れるし、もしフォローしている人が気に入らないツイートを頻繁にRTする場合、その人からのRTを遮断する機能を使うよう勧めている。この機能を使うと、相手をフォローしたままその人のRTのみをフィルターすることができる。
また、最初のバージョンの公式RTでは簡潔性を重視してツイートにコメントを付けるなどの編集機能を排除したが、今後そうした機能を追加するための幾つかのアイデアはあるという。どうしてもコメント付きでRTしたい場合は、従来の非公式な方法を使えばいいとしている。
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