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» 2010年05月18日 08時28分 UPDATE

Symantecがウイルス対策で誤検知 検出技術に課題?

Symantecのウイルス対策製品が、人気ゲーム「World of Warcraft」のコンポーネントをウイルスと誤認識してしまう問題が報告された。

[ITmedia]

 SANS Internet Storm Centerは5月16日、Symantecのウイルス対策製品が人気ゲーム「World of Warcraft」(WoW)のコンポーネントをウイルスと誤認識して遮断してしまう問題について伝えた。

 SANSによると、誤認識されているのは「scan.dll.new」というWoWのファイルで、情報を盗み出すマルウェアとして検知・隔離されているという。WoWのフォーラムにも、この問題についてユーザーからの報告が多数投稿されている。

 ウイルス対策ソフトの誤検知問題をめぐっては、McAfeeのソフトがWindowsのシステムファイルをウイルスと誤認識してしまう騒ぎが4月に起きたばかり。

 SANS研究者のリック・ワナー氏は、「80年代から使われてきたウイルス対策のパラダイムには重大な欠陥があり、徐々にほころびが生じつつあるのではないか」との意見を寄せた。誤検知が相次いでいるのもその表れだとの見方を示している。

 同氏によれば、新手のマルウェアが激増している現代のコンピュータの脅威に即して、マルウェア対策での定義ファイルへの依存度を減らし、経験則や挙動に基づく検出技術を推進すれば、「あいまいな」側面が強まり、誤検知が増えてしまう可能性があると指摘する。

 「ソフトウェアプロバイダーが製品のリリース前に、主要なウイルス対策製品に対するテストをしなければならない事態になりつつあるのだろうか」とワナー氏は問題を提起している。

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