「男の娘は自由の象徴」 “女装アイドル”が語る「男の娘」(1/2 ページ)
「女の子というキャラクターになりたいんです」――ロングヘアのかつらをかぶり、スカートをはいた男性が、目をキラキラさせて話す。フリーライターで“男の娘”のノトフさん(26)だ。「日本を代表する女装アイドルのひとり」とブログで自称している。
男の娘とは、女装した人に限らず、「女の子にしか見えないような男性」を指す言葉。“2次元”では、例えばライトノベル「バカとテストと召喚獣」のキャラ「木下秀吉」がそうだ。今年4月に男の娘情報の専門雑誌が創刊されたり、NHK-BSの番組「MAG・ネット」で特集されたりと、注目が高まっている。
「かわいいと言われるのが好き」というノトフさんは化粧もお手の物。「ほうれい線が消えなーい」と嘆きながらファンデーションを塗る姿は女子顔負けだ。
男の娘として活動を始めたのは1年半ほど前。きっかけはライブ配信「ニコニコ生放送」(ニコ生)だったという。
制服のスカートにあこがれて
フリーライターとしてアニメなどに関する記事を書く傍ら、週に1回ほどニコ生やUstreamで、アニメや萌えなどアキバ系ニュースについて語る番組を配信している。普段は男性の格好をしているが、ライブ配番組には女装姿で登場。自身のTwitterやブログでも女装姿の顔写真を披露し、“男の娘”であると宣言している。
幼いころから「かっこいい」より「かわいい」と言われるタイプ。中学時代は、女子の制服のスカートをうらやましく思い、女装に興味を持ったと振り返る。女装の少年が登場する漫画「ミントな僕ら」を読み「自分も」と思ったが、「常識的に考えて、できない」と男の娘になることを諦めていた。
大学時代にバンド活動していたとき、メイド服のコスプレをしたことがあった。女装に興味があることは隠し、周囲にはあくまで“ネタ”としてやっていると言い張ったという。だが今ではそのスタンスが変化。女装は「したいからやっている。ネタではなく本気」と本心を語れるようになった。
変化のきっかけは、ニコ生のユーザー生放送だ。1年半ほど前、100程度の放送枠の中で、ちょくちょく男の娘によるライブ配信があり、興味を持ったという。同じ時期に、K-1の長島☆自演乙☆雄一郎選手も女性キャラのコスプレ入場で注目を集めていた。「否定的な意見も少なかったし、自分もやってもいいかな」と“男の娘”活動に本気になった。
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