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任天堂、252億円の最終赤字に 4〜6月期、円高直撃

» 2010年07月29日 16時50分 公開
[ITmedia]

 任天堂が7月29日発表した2010年4〜6月期の決算は、最終損益が252億円の赤字になった(前年同期は423億円の黒字)。ニンテンドーDSハード・ソフトの売り上げ減などに加え、円高による為替差損の発生で赤字に転落した。

 ニンテンドーDSハードは315万台(前年同期は597万台)、ソフトは2242万本(同2909万本)にとどまった上、DS本体の値下げも影響し、売上高は前年同期比25.6%減の1886億円に。営業利益も42.2%減の233億円にとどまった。さらに為替差損705億円が発生し、経常損益は460億円の赤字に転落した(前年同期は648億円の黒字)。

 今期は新型携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」を発売する予定。通期の目標は据え置き、売上高は1兆4000億円(前期比2.4%減)、営業利益は3200億円(10.3%減)、経常利益は3200億円(12.2%)減、最終利益は2000億円(12.5%減)。

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