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ブームの予感はTwitterにも “桃ラー”の広がりを分析

» 2010年09月08日 19時47分 公開
[ITmedia]
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画像 (上)つぶやき件数の推移、(下)返信やRTが占める割合

 食べるラー油ブームはTwitterでどのように広がっていったのか――NECビッグローブと日経リサーチが9月8日、調査・分析した結果を発表した。ラー油関連のつぶやきに対する返信やリツイート(RT)が急増するタイミングがあり、「ブーム拡大の先行指標のような動き」としている。

 食べるラー油の先駆けである桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」(桃ラー)に関連するつぶやきの件数を調べたところ、テレビの情報番組でラー油特集が組まれた3月22日〜28日週が最多。つぶやきの種類を、返信、RT、それ以外の3種類に分け、構成比も分析したところ、2月8日〜14日週は返信とRTの合計が57%で、前週の36%から急増していた。

 桃ラーに関するつぶやきやRTは、その約1カ月半前・2月ごろから増えており、「ブーム拡大の先行指標のような動きが見られる」としている。

 桃ラーに関するつぶやきに含まれたURLを調べたところ、最多はTwitterに写真を投稿できる「Twitpic」。商品や実際に食べる場面を写真に撮って公開するユーザーが多いようだ。2位以下は、ラー油をネタにした「ツイッター診断メーカー」のサイト、桃屋のページが続いた。

 Twitterでは話題性の高い情報に対し、返信やRTで反響が伝わり、多くのWebサイトが情報伝ぱに介在していることがみてとれると指摘。ブログの口コミ分析では、対象が発信される情報自体だったのに対し、Twitterではユーザーのコミュニケーションや参照情報が分析対象となりそうだとしている。

 ビッグローブの「ツイッターデータ分析サービス」のデータを利用し、日経リサーチが分析した。

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