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30代男性は「自分の世界を満たす派」が最多 電通、消費者を6分類する「欲求クラスター」

» 2010年09月28日 07時00分 公開
[ITmedia]

 電通は9月27日、人間の心理欲求に着目したというマーケティング調査手法「欲求クラスター」を開発したと発表した。興味や関心の傾向に基づいて消費者を分類し、性別や年齢などの属性では把握しきれない「消費者の心のボタンを探し当てることが可能になる」という。

 独自の59の欲求項目をもとに因子分析を行い、消費者を6つのクラスターに分類。自己の向上や栄誉の獲得にどん欲で、さまざまな活動に全力で取り組む「全てをつかみたい派」や、個性的であることを重視し、自分の生活スタイルや趣味の満足を求める「自分の世界を満たす派」など、6クラスターの構成比は均等に近い。

photophoto ニュースリリースより

 性別・年令で見ると、男女とも10〜20代は「全てをつかみたい派」が最多だが、30代になると男性は「自分の世界を満たす派」が、女性は「堅実な日常派」が最多になる。

 同社独自の消費者データベースをもとに、欲求クラスターと属性や価値観、購買行動、メディア接触などを掛け合わせたデータを販売。効果的なキャンペーン戦略の立案や商品開発などに活用できるとしている。

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