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KDDI、Android端末3機種発表 電子書籍端末、Samsung製タブレット、ルータも

» 2010年10月18日 11時36分 公開
[ITmedia]

 KDDIは10月18日、スマートフォン「IS Series」の新機種として、Androidを搭載した3機種を12月下旬以降に順次発売すると発表した。「REGZA Phone IS04」(富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製)と、シャープ製のAndroid 2.2端末「IS05」、Android 2.2搭載のグローバルモデル「SIRIUSα」(韓国Pantech製)。電子ペーパーを採用した電子書籍専用端末「biblio Leaf SP02」と、韓国Samsung Electoronics製タブレット型端末、auとしては初となるモバイルルータも発表した(auのAndroidスマホや電子書籍端末を写真でチェック

)。

 REGZA Phone IS04はAndroid 2.1搭載。約4.0インチ(854×480ピクセル)の液晶ディスプレイと、東芝の液晶テレビ「REGZA」で培った映像技術「モバイルレグザエンジン3.0」を搭載、超解像技術などでワンセグやYouTubeの動画を高画質に楽しめるという。ワンセグや赤外線通信のほか、約1219万画素カメラやおサイフケータイ、防水機能も備える。下り最大9.2MbpsのWIN HIGH SPEEDに対応。

 IS05はシャープ製Android 2.2端末。約3.4インチ液晶ディスプレイ(854×480ピクセル)に、ハイビジョン撮影が可能な約800万画素カメラと、自分撮りに便利なインカメラを搭載。ワンセグや赤外線通信、おサイフケータイ機能も備える。

 SIRIUSα IS06もAndroid 2.2を採用。3.7インチ液晶ディスプレイ(800×480ピクセル)を搭載し、グローバルモデルならではの直感的で分かりやすいユーザーインタフェースで操作できるという。

 12月下旬以降に発売するbiblio Leaf SP02は、電子ペーパー(E-Ink)を採用した電子書籍専用端末。CDMA 1X WINやWi-Fi経由で電子書籍をダウンロードし、約2000冊を保存して閲覧できる。電子ペーパーの省電力効果に加え、ディスプレイ下部に太陽電池パネルを搭載することで長時間の電池持ちを実現。1回の充電で約25冊(約7500ページ)相当の読書が可能という。サイズは約198×130×9.6ミリ(暫定値)、重さ295.8グラム(同)とコンパクトにした。

photophoto 「SMT-i9100」

 「SMT-i9100」は、Android 2.2を搭載したSamsung製タブレット端末。7.0インチマルチタッチ対応液晶ディスプレイ(1024×600ピクセル)を搭載する。3Gは内蔵せず、通信はWi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)とBluetoothのみ。KDDI向けにカスタマイズが施され、「IS series」で採用されているモリサワフォントと「Ocean Observation UI」を実装している。クレードルが付属する。

photo 「Wi-Fi WALKER DATA05」

 auでは初となるモバイルルータとして「Wi-Fi WALKER DATA05」は12月上旬以降発売する。携帯ゲーム機やノートPCなどから、Wi-Fi経由でCDMA 1X WINにアクセスしてネット接続できる。

 また、au端末に接続することで無線LANのテザリングを実現するモバイル無線LANターミナル「NEX-fi」(イデアクロス)をauの周辺機器として取り扱いを始める。au端末の18芯コネクターに接続するだけで無線LANテザリング機能を実現する電池内蔵の小型ルータで、料金は接続端末で契約しているパケット通信料が適用される。

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