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東電管内の電力需給がぎりぎりに、大規模停電回避へ一層の節電を──海江田経産相

» 2011年03月17日 15時38分 公開
[ITmedia]

 東京電力管内の電力需要が3月17日に急増しており、予測不能な大規模停電が起きかねないとして、海江田万里経済産業相が夕方から夜にかけて一層の節電を呼びかけている。

 17日は真冬並みの寒さとなった影響で電力需要が急増。東京電力管内では計画停電を最大限実施しているが、需要は16日を約400万キロワット上回るペースで推移しており、午前中のピークの電力需要量は3292万キロワットに。16日の最大だった3250万キロワットを上回り、供給可能な3350万キロワットに対しぎりぎりの状態だ。

 海江田経産相は「この状況が続けば、電力需要がピークを迎える夕方から夜にかけて需要が供給を大幅に上回り、予測不能な大規模停電が発生する恐れがある」として、夕方から夜にかけて「これまで以上の精一杯の節電」に協力を求めている。

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