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Sony Ericssonの1〜3月期、黒字を確保 「震災の影響精査」

» 2011年04月19日 18時51分 公開
[ITmedia]

 Sony Ericsson Mobile Communicationsが4月19日発表した2011年1〜3月期の決算は前年同期に比べ減収減益だったものの、黒字を確保した。ただ3月に起きた東日本大震災で「厳しい環境に直面」しており、状況の精査を続けるという。

 売上高は11億4500万ユーロで前年同期比18.5%減、営業利益は1900万ユーロで5%減。

 販売台数は810万台で、前年同期から23%減。Android搭載スマートフォン「Xperia」に注力し、売上高の6割がスマートフォンだった一方、既存携帯電話の販売減少や、新製品のXperia arc、Xperia PLAYが四半期末に出荷開始になった影響などで販売台数が減ったとしている。

 震災の影響で現在もサプライチェーンの一部に混乱が生じているという。既に、当初第1四半期以降としていた新端末「Xperia neo」の発売を第3四半期に延期することを明らかにしている。

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