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ブラザー、“スカウター”型ヘッドマウントディスプレイを事業化 まずNEC向けに出荷

» 2011年08月24日 19時35分 公開
[ITmedia]

 ブラザー工業は8月24日、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「AiRScouter」を正式に事業化し、今秋からNEC向けに出荷を始めると発表した。実際の視野に電子画面を重ねて見ることができる特徴を生かし、工場での機器組立や倉庫での商品・部品ピッキング作業など、産業向けに採用拡大を目指していく。

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 光源部に高精細の液晶パネルを採用し、光源部からの画像をハーフミラーで反射させて目に投射する仕組み。目の前に半透明ディスプレイがあるかのような感覚で、実際の視野にPC画面などを重ねることができるという。1メートル先に16インチのフルカラー画面を見る場合と同様の視認性を実現し、12ポイントの文字まで視認可能という。

 ディスプレイ部は約64グラムで、眼鏡フレームにチタンを採用することで全体を約106グラムに抑えている。眼鏡をかけている人向けのフレームも用意している。

 NECが現場作業向けウェアラブルコンピュータ端末「Tele Scouter」に採用を決めており、秋からブラザー販売を通じて出荷する。

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