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» 2011年08月26日 12時06分 UPDATE

龍馬もびっくり衝撃の後頭部 高知の超新星「カツオ人間」がネット民を一本釣り (1/2)

坂本龍馬を輩出した高知県から「カツオ人間」がやってきた。切断されたカツオの頭部と人間の胴体が合体した強烈な姿にネット民が次々と一本釣りされている。いまや県のPR大使も務めるカツオ人間だが、実は大志を持って生まれてきたのだった。

[榊原有希,ITmedia]

 幕末の志士、坂本龍馬を輩出した高知県が放つ大型新人──その名も「カツオ人間」がこの夏、ブレイクしている。切断されたカツオの頭部と人間の胴体が合体、後頭部は赤身の断面という衝撃のデザイン。あまりに強烈な姿がネットで広まり、ついには東京・銀座にある県アンテナショップの「PR大使」に任命、Twitterも駆使して多くのファンを釣り上げている。店頭では、小説「図書館戦争」シリーズで知られる高知県出身の作家、有川浩さんも“出待ち”するほどの人気ぶり。ゆるキャラ業界に革命を起こす「グロゆるキャラ」に、龍馬超えの期待が高まっている。

photophoto 坂本龍馬と夢のツーショットを決めるカツオ人間。振り向くと衝撃の後頭部
photo 出待ちのファンに迎えられるカツオ人間

 県のアンテナショップ「まるごと高知」。そのシンボルともいえる坂本龍馬の銅像前で、大勢の人たちが何かを待っている。「来たー!」「かわいい!」と一斉に歓声が上がり、龍馬そっちのけでカメラやケータイのレンズが向けられたのは、店頭に現れたカツオ人間だ。

 体は正面を向いているが、頭は左向きに付いているのがやや不気味。目は丸くて大きいものの、死んだ魚の目のようで、よく見ると怖い。そして、ちょっと右を向けば、後頭部からぱっくり赤身と骨の断面が見えている。しかし、夢に出てきそうなグロいデザインとは裏腹に、短い足でちょこちょこと懸命に歩き、礼儀正しくお辞儀して接客する真摯な姿に萌える人が続出している。

 プロフィールによると、出身は土佐沖。「生年月日はおぼえてないけんど、酒は飲める歳」で、「趣味はサーフィンと一本釣りながよ」とのこと。好物は、龍馬も愛した軍鶏鍋。スリーサイズなどは不明で、謎に包まれているカツオ人間だが、ねじりフンドシ一丁というスタイルから、どうやらオスらしいことがうかがえる。

photo 1日店長を務めるカツオ人間

 8月中はPR大使として、高知から「まるごと高知」に出張。21日にはオープン1周年記念で1日店長を任され、接客に努めた。多くのカツオ人間ファンが駆けつけ、中には人気作家、有川さんも。「カツオ人間ラブ」と自身のブログ「有川日記」で公言しており、忙しい東京出張の合間に2回も出待ちしていたことを明かしている。

 「カツオ人間のPR効果で、8月の売り上げは前月に比べ、2倍になっています」と話すのは、「まるごと高知」広報担当、野戸昌希さん。ぬいぐるみや携帯ストラップ、ステッカーなどカツオ人間のグッズ販売も好調で、入荷するとすぐに売り切れる商品もあるという。「昨年はNHK大河ドラマ『龍馬伝』があり、龍馬ブームで高知県も注目されましたが、今年、それに代わるのがカツオ人間です」と断言する。

「高知はもう龍馬の時代じゃない、カツオ人間だという意気込み」

 華々しい東京デビューで人気急上昇中のカツオ人間だが、実は龍馬にも負けない大志を持って誕生したことはあまり知られていない。カツオ人間は2007年、高知市の老舗菓子メーカーで、民芸品やキャラクター商品の企画、卸も手がける「山西金陵堂」が生んだキャラクター。「流行のゆるキャラでもなく、メジャーなキャラクターのご当地コラボでもなく、高知色が出せる独自のキャラクターを目指しました」と同社の山西史高代表は語る。「高知はもう龍馬の時代じゃない、カツオ人間だという現場の意気込みがあった。あいまいなゆるキャラとは違って、好き嫌いは分かれるかもしれませんが、そこが高知らしくていい」

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