カツオ人間を龍馬のように長く愛されるキャラクターに育てるため、あえて大々的に売り出すことはしなかったという。「大掛かりに売れば、しぼむのも早い。口コミでじわじわ広まるように狙いました」。販売も高知県内の空港や土産物店が中心。そんな戦略が奏功し、「2ちゃんねる」などネット上で「もの凄いセンスを感じる」「シュール」「トラウマになる」と評判を呼ぶまでになった。
下積み4年を経て、「まるごと高知」のPR大使にまで出世したカツオ人間。現在、Twitterの公式アカウント(@katsuo__2011)で情報発信、東京観光している写真を投稿したり、東京タワーのマスコットキャラクター、ノッポン兄弟を訪ねたりと精力的に活動している。その活躍は、mixi日記キーワードランキングでも4位に登場するなど注目を集め、ユーザーから「新しすぎて胸が熱くなる」といった感想が寄せられている。また、東京への長期出張の合間をぬって、故郷、高知県で開かれた「よさこい祭り」にも参加。鳴子を持って華麗に踊る映像がニコニコニュースで報じられ、「こっちみんな」「こっちくんな」というツンデレ気味なコメントが多数、投稿された。
カツオ人間をPR大使に任命した高知県の尾崎正直知事は21日、「まるごと高知」を訪れて一緒に呼び込みをするなど、仲良く故郷をアピール。カツオ人間の献身的な働きに、尾崎知事は「予想以上にがんばってくれている。感謝しています」とねぎらっていた。
PR大使の任期は、31日まで。カツオ人間は、最後の週末となる27日、28日の午後3時、4時、5時に店頭へ登場する。しかし、9月には「戻りガツオ」とともに、土佐沖へと帰ってしまうとのこと。その前に、ぜひカツオ人間のキャラクター維新をその目で見てほしいぜよ!
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