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GlobalSignがSSL証明書発行を中止 日本と同様に対応

» 2011年09月08日 07時19分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

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 GMOグローバルサイン傘下でベルギーを本拠とする大手SSL認証局GMO GlobalSignは9月6日、SSL証明書の発行を一時的に中止すると発表した。Comodo GroupやDigiNotarのシステムに不正侵入したとされる人物が、GlobalSignのシステムにもアクセスできると公言したことを受けた措置となる。

 DigiNotarとComodo Groupの事件では、「ComodoHacker」を名乗る人物が犯行を認める声明をWebサイトに掲載。この中で「まだほかにも大手認証局のアクセスを確保している」と主張し、その1社としてGlobalSignの名を挙げていた。この事態を受けて、日本ではGMOグローバルサインが7日にSSL証明書の発行を停止する措置を取った。

 GMO GlobalSignはこの主張が事実かどうかを確認するため、DigiNotarの事件に関する調査を手掛けたオランダのセキュリティ企業Fox-ITの協力を得て、調査に着手した。この調査が完了するまでの間、一時的に証明書の発行業務を全て中止する方針だという。

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