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普通のスマホで3D撮影できる小型アタッチメント、富士通研究所が開発 利用者募集

» 2012年04月27日 10時54分 公開
[ITmedia]

 富士通研究所は、スマートフォンなどカメラ付き携帯電話に小型アタッチメントを取り付けて3D映像を撮影できる技術を開発したと発表した。撮影した画面のゆがみ補正など、高負荷な画像処理はクラウドで行うことで処理する仕組みを採用。@niftyの「デイリーポータルZ」と共同で実証実験を行い、利用者を募っている。

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 平面ミラー4枚で構成した57×14×14ミリの2眼式アタッチメントを携帯カメラに装着し、左目用と右目用の画像を撮影できる。そのままでは画像にゆがみが生じるが、補正や3D映像変換はクラウドで行うことで、専用ソフトやプロセッサ不要で3D映像を生成する。

 専用カメラや機器なしで3D映像を撮影することができ、3Dコンテンツの普及に貢献できるとしている。距離の測定や寸法・形状の測定といった用途なども検討していく。

 デイリーポータルZとの実証実験では、映像変換を「ニフティクラウド」の仮想サーバで行う。「3DポータルZ」で利用者を募集しており、アタッチメントは無料提供するとしている。「まだ実験段階のため、手で組み立てなきゃいけなかったり携帯への貼り付けが両面テープだったりする」という。詳細はWebサイトで。

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