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Skype英会話の「レアジョブ」で情報流出の疑い

» 2012年05月14日 17時14分 公開
[ITmedia]

 Skypeを利用したオンライン英会話サービスを手掛けるレアジョブは5月14日、退会者を含むサービス会員登録者の個人情報が外部に流出した恐れがあるとして、サービスを停止したことを発表した。不正アクセス攻撃が原因とみられ、約11万人に影響が及ぶ可能性があるという。

 流出した疑いのある情報は、名前、ニックネーム、登録メールアドレス、パスワード、登録Skype名、レッスン受講履歴。クレジットカード情報や銀行口座情報、au one IDパスワード、Paypalパスワードなど金銭に関わる情報は保持しておらず、個人情報削除の依頼を行ったユーザーの個人情報も含め流出の可能性はないとしている。サービス利用を再開する顧客が多いために退会者情報も破棄せず保持していたという

 同社は5月10日に米国のIPアドレスを経由した不正アクセスが原因とみられるWebサイトの改ざんを確認、有害サイトへのリンクが埋め込まれた可能性があったが、データベース侵入は確認できなかった。一度はサービスを再開したが、追加調査で2〜3月にも攻撃があり、データベースへの侵入が疑われることから全サービスを停止した。現在はシステムの初期化を行っており、約一週間後の再開を目指している。

 同社は後日、休止期間のレッスン補てんや日割り計算に基づくユーザー返金を実施するという。

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