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» 2012年09月25日 16時07分 UPDATE

Androidの強みは「オープン性」、「競合よりはるかに速く成長」――Googleシュミット会長が来日

「これより良いものがあるだろうか」――来日したGoogle会長のエリック・シュミット氏が「Nexus 7」の発売にあわせて都内で会見し、Nexus 7とAndroidエコシステムの優位性をアピールした。

[岡田有花,ITmedia]

 「これより良いものがあるだろうか」――来日した米Google会長のエリック・シュミット氏は9月25日、Androidタブレット「Nexus 7」の発売にあわせて都内で記者会見し、Nexus 7とAndroidエコシステムの優位性をアピールした。

テクノロジーは「第三フェーズ」に入りつつある

画像 Nexus 7を手にするシュミット氏。約15分間のプレゼンテーション中は常に台本のような紙を持ち、時折目を落としながら話していた

 シュミット氏は、日本のスマートフォン普及率が20%に上っていると指摘。スマートフォンを通じて多くの人がネットにつながることで、未来が変わると語る。「テクノロジーで生活が変わり、国や地球が変わろうとしている。最先端を行く日本では、多くの人が、新しいコネクティビティの世界に入ろうとしている」

 日本製品も例にあげながら、コンシューマー向けハード・ソフトの進化を語る。「第1ステージはウォークマンの時代。音楽がパーソナルになり、ビデオデッキによって自宅が映画館になったが、操作が難しかった。第二フェーズはテープやCD、MP3などソフトの変化。操作が簡単になった。今、第三フェーズ、ネットワークとプラットフォームの時代に入ろうとしている」

 ネットワークの時代には、あらゆるコンテンツがクラウドで管理され、さまざまなデバイスと接続できる。各デバイスは単機能ではなく、Webブラウジング、GPS、カメラ、電話……さまざまな機能を装備し、「多くの人が、自分の生活を1つのデバイスから動かせる」仕組みだ。ハードはPCから、スマートフォンやタブレット端末などモバイル機にシフトしている。

Androidの強みは「オープン性」 「競合よりはるかに速く成長している」

 モバイル機のOSで重要な地位を占めるのがAndroidだ。初のAndroidデバイスが2008年に登場して以来、Androidのエコシステムは「予測もしなかった成長を遂げている」という。「毎日130万台のデバイスが新規登録されており、累計ユーザーは5億以上。これは競合よりはるかに大きい規模だ。われわれは競合よりはるかに早く拡大・成長している」とシュミット氏はアピールする。

 Androidの強みは「オープン性」という。「オープン性によって、コンシューマーが望む差別化ができている。もし米国で売っているような黒と白のスマートフォンが嫌なら、日本のユーザーはピンクやブルーのスマートフォンを購入できる。日本にはフィーチャーフォン(従来型携帯電話)のようなAndroid端末もある。ウォークマンもAndroidで登場しているのは驚くべきこと。この多様性がエコシステムとしての日本の強みだ」

 クラウドにつながるAndroid端末なら、例えばPCで調べた地図を出先のスマートフォンで確認したり、PCで途中まで見た映画の続きを出先のタブレット端末で見たりといった連携が可能。「テクノロジーは生活に役立たなくてはならない。完全にシームレスで自然な連携まで、もう一歩」。また、クラウドを使ったオンラインショッピングビジネスなどが、「日本のこれからのビジネスの成長要因になる」とシュミット氏は話す。

 Androidのアプリマーケット(Google Play)のオープン性もアピールした。「東日本大震災から48時間以内に、Androidで地震警報システムが公開され、たくさんの人命が救われた。Androidはオープンなので、誰かの許可がいらない。開発者が増え、アプリが増えると、スイスアーミーナイフに刃が1つ1つ加わる」

Nexus 7は「ハード、ソフト、クラウドを組み合わせると何ができるかを示す端末」

 Android 4.1を搭載したNexus 7は「ハード、ソフト、クラウドを組み合わせると何ができるかを示す端末」という。「コンテンツやWeb、メール、アプリ、すべてを1つの窓で使える。これより良いものがあるだろうか?」――壇上のシュミット氏はポケットからNexus 7端末を取り出して報道陣に示し、「これが日本でも買えるようになった」とアピールしていた。

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