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Facebook Messenger、アカウントなしでも利用可能に まずは5カ国で

» 2012年12月05日 10時58分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Facebookは12月4日(現地時間)、メッセンジャーアプリ「Facebook Messenger」のAndroid版をアップデートした。日本ではまだ使えないが、一部の国では名前と電話番号だけでログイン・利用できるようになった。数週間後にはこの機能を使える国を拡大する計画という。iOSアプリにも同様の機能を追加する見込み。

 この機能がまず使えるようになったのは、インド、オーストラリア、インドネシア、ベネズエラ、南アフリカの5カ国。アプリをインストールして起動するとFacebookアカウントと電話番号のどちらでログインするか選択する画面が表示され、電話番号を選ぶとメッセンジャー専用アカウントを作成できる。アカウント作成時に端末内の連絡先が取り込まれ、相手もFacebookあるいはFacebookメッセンジャーアカウントを持っていればメッセージのやりとりができる。

 messenger

 この機能をこれら5カ国で先行公開した理由をFacebookは特に説明していないが、いずれもFacebookが比較的普及していない国だ。このアプリを利用することでFacebookの他の機能も使えるようにサインアップするユーザーが増えるかもしれない。

 Facebookは最近、クロスプラットフォームの人気メッセンジャーアプリ「WhatsAppメッセンジャー」のメーカーWhatsAppを買収するとうわさされた(同社は否定している)。WhatsAppメッセンジャーも電話番号でアカウントを登録でき、Facebook Messenger同様、グループメッセージングや写真の添付が可能だ。同社のブログによると、2011年10月の段階でアプリは累計70億本ダウンロードされ、アクティブユーザー数は1億人。

 日本で人気の通話・メッセンジャーアプリ「LINE」も電話番号のみで登録できる。提供元のNHN Japanは11月30日、世界での登録ユーザー数が8000万人を超えたと発表している。

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