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ARでカメラ越しに家具配置、「Francfranc」で採用 KDDIなどが技術提供

» 2013年01月17日 14時43分 公開
[ITmedia]
画像 TryLive Home

 KDDIは1月17日、仏Total Immersionと共同で、ARアプリソリューションを企業向けに提供すると発表した。カメラ越しに家具のレイアウトを体感できるARアプリソリューション「TryLive Home」のほか、ARブラウザ「SATCH VIEWER」を使い、商品パッケージやカタログなどにカメラをかざすと関連情報が表示されるサービスのトライアル提供を始める。

 TryLive Homeは、自宅やオフィスなど家具を配置したい空間にタブレットやスマートフォンのカメラをかざし、家具の3Dデータを配置して実際のレイアウトを体感できるARアプリソリューション。第1弾として、家具・雑貨店「Francfranc」(フランフラン)を運営するバルスが採用。Francfrancの家具のレイアウトを自宅やオフィスで確かめられる。

画像 TryLive Home

 ARブラウザ「SATCH VIEWER」は、KDDI研究所が開発した大規模画像認識技術を採用。最大約10万件の画像データベースの中から高速に画像を特定し、関連する情報を表示できるアプリ。ニッセンのスマートフォンアプリ「カタログカメラ」に採用されており、ニッセンカタログ全ページの商品情報を取得したり、商品の購入が可能だ。

 今回のトライアルでは、「SATCH VIEWER」の画像検索機能で商品パッケージやマークなどを撮影すると、アイコンを画面上に表示。タップすると、販促映像や情報サイト、公式Twitter/Facebookなどにアクセスできる。東急電鉄や森永製菓、富士急ハイランド、「劇場版HUNTER×HUNTER 〜緋色の幻影〜」製作委員会など16社・団体と連携するほか、凸版印刷と協力し、トライアルサービスを順次拡大していく。

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