米Googleは3月5日(現地時間)、Android向けChromeブラウザのβ版をバージョン26.0.1410.26にアップデートしたと発表した。Google Playからダウンロードできる(Google Playを検索しても表示されない)。
このアップデートで、SPDY(スピーディーと読む)プロキシサーバを使ってWebページの読み込みを高速化させる機能が追加された。
SPDYはGoogleが2009年に発表したHTTP拡張プロトコル。デスクトップ版のGoogle ChromeやMozillaのFirefoxなどがサポートしている。複数リクエストの並列送信やWebページ上の画像をWebPフォーマットに変換するといったさまざまな手法を用いて、帯域幅の消費を削減し、Webページの表示を高速化する。
Android版Chrome βでは、社内のテスト段階で回線のデータ消費を50%削減できたという。
この機能を使うには、「chrome://flags」で「Experimental Data Compression Proxy」を有効にする必要がある。また、HTTPSサイトには対応しない。
また、デスクトップ版でも最新のGoogle Chrome βを使っている場合、Android版で同じGoogleアカウントでログインしていれば、デスクトップ版で登録したパスワードがAndroid版にも同期される。つまり、デスクトップ版と同様にパスワードの入力が必要なくなる。
この機能は、[設定]→[基本設定]→[同期]の画面で設定できる。なお、この機能が使えるようになるには向こう数日かかるという(インストールしてもすぐには使えない)。
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