Google日本法人は3月28日、避難区域に指定されている福島県浪江町のストリートビューを公開した。ストリートビュー撮影は同町の依頼で実現しており、馬場有町長は「ストリートビューで町のありのままの姿を多くの町民の皆さまにお知らせできること、世界に発信できるということをとても、嬉しく思っています」としている。
ストリートビューでは、倒壊した建物がそのままになっている同町のメインストリートなど、無人の町の姿を見ることができる。
東京電力・福島第1原子力発電所事故の影響で、同町の2万1000人の町民は全国に避難を余儀なくされている。「全町民の方から、被災地の現況を知りたいというニーズがある」と同町がGoogleにストリートビュー撮影を依頼し、Googleが「震災の記憶の風化を防ぐ一助となる」として応じた。
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