新経済サミット2013
「Androidは当初、デジカメ向けだった」 生みの親 アンディ・ルービンが語る“素早い転換”の価値(1/2 ページ)
スマートフォン向けOSとして世界で大きな存在感を発揮しているAndroidだが、当初は、デジタルカメラ用のプラットフォームとして開発されたという。わずか5カ月でデジカメ市場に見切りを付け、スマートフォン向けに大きくかじを切って大成功を収めた。
ベンチャー「Android」を創業し、現在はGoogle上級副社長のアンディ・ルービン氏は、4月16日に都内で開かれた「新経済サミット2013」で、創業当時、ベンチャーキャピタル向けのプレゼンで使ったという資料を見せながら、柔軟なビジネス転換(ピボット)や、素早い判断の重要性について語った。
「カメラ向けプラットフォームを構築し、サードパーティーがアプリを入れられるといいと思っていた」――ルービン氏が最初にベンチャーキャピタリスト(VC)にAndroidのビジネスをプレゼンしたのは、04年11月。デジカメが今後ネットにつながり、“スマートカメラ”が普及すると予測し、スマートカメラ向けプラットフォームとしてAndroidを設計。エンジニア中心のチームを作り、顔認識アプリやロケーションアプリ、写真管理サービスなどを開発した。ビジネスモデルは、カメラメーカーにソフトをOEM提供するビジネスと、消費者向けに提供するビジネスの2つだった。
5カ月でプランを転換 デジカメからスマホに
だが、この計画はわずか5カ月で大きく転換する。「デジカメOSは十分な市場がない」――05年4月、VC相手に行ったプレゼンでは、デジカメからスマートフォンにターゲットを転換。ベースのプラットフォームや技術は、デジカメ向けのものを踏襲したが、チームメンバーは大きく変え、マーケティング専門家などを加えた。
「携帯電話端末はコストが下がっているのに、OSのコストは変わらない。これは“破壊”(Disruption)を起こす合図だ」。当時はWindows MobileやSymbian OSの力が強かったが、これらはプロプライエタリなOS。Androidは「最もオープンなOS」を目指した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
“自動で耳コピ”アプリ、ヤマハが無料公開 音源読み込み→3分でピアノ譜に
-
2
不正アクセスで「当選」が「落選」に改ざん ウルトラマンショップのLINE整理券システムで被害
-
3
日本郵便、荷物の本人確認をICチップ付き身分証4種に限定 スマホのマイナカードで受け取れる場合も
-
4
無人タクシー、東京で来年運行へ GO、Waymo、日本交通が合意
-
5
メルカリ、ポケカ最新パックの出品禁止に
-
6
パナのBDレコーダーが“クラウド録画”に対応 何ができて、何ができない?
-
7
初代Switchに脆弱性 QRコード読み取りで情報漏えいの恐れ 深刻度「高」
-
8
ドラマ「VIVANT」のワンシーンに映像制作界隈が「ぞっとする」 microSDカードを端子むき出しで手渡し
-
9
「GPT Astraでゲーム開発=ほぼソシャゲ」説を唱えたい 非エンジニアの挑戦は、廃課金への道か
-
10
「監視されていないときのAIは、もう評価できない」 OpenAI現役研究者が個人声明
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR