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ミクシィ笠原社長が退任 朝倉氏が昇格

» 2013年05月15日 12時24分 公開
[ITmedia]
photo 笠原氏

 ミクシィは5月15日、笠原健治社長が代表権のない会長に退き、朝倉祐介執行役員(30)が社長に就任する人事を発表した。6月25日予定の定時株主総会を経て正式決定する。

 笠原氏は1999年の設立以来、「mixi」などを立ち上げてきた。「今後は、その知見を活かし、新規事業を生み出すことに専念するとともに、取締役会長として重要な意思決定に携わってまいります」という。

 朝倉氏はマッキンゼー、ネイキッドテクノロジーを経て2011年10月にミクシィに入社し、現職は執行役員経営企画室長。

笠原氏のコメント:朝倉は、大手コンサルティングファームとネットベンチャーの社長という2つの経験の持ち主で、常に冷静でありながらそして時には情熱的に、物事をバランスよく判断いたします。起業家精神が旺盛で、ロジカルとエモーショナル両面を併せ持つ人物です。また、30歳と非常に若いのも魅力的です。私は、そんな彼に代表を託したいと考えています。

Find Job !を始めて16年、mixiを始めて9年、多くのユーザー様に愛されるサービスを展開できたことは本当に幸せなことです。今回、朝倉を筆頭に次の時代に向けた変革を行っていける、非常に強い経営チームが出来上がったと考えています。私自身は、過去に4つのサービスを立ち上げてきた経験から、0 を 1にする新規事業の立ち上げに最も価値を発揮できると思っています。取締役会長として、新経営体制を最大限サポートしつつ、mixi、Find Job !以上にインパクトを持つ新しいサービスを生み出していきたいと思います。

朝倉氏のコメント:学生時代、大学の先輩でもある笠原が、世の中のコミュニケーションのあり方を変えるサービスを立ち上げているという事実に心底興奮しました。笠原は私にとって、同時代の最先端を走るヒーローであり、強い憧れを感じた人物です。これほどまでに強く憧れた企業であり、また1ベンチャー経営者として途方もなく大きな存在であったミクシィのバトンを受け継ぐということに、強い責任を感じると同時に、今まで以上に社業発展に尽力する覚悟でおります。笠原のアントレプレナーシップを継承・強化し、より良い事業、強固な企業グループを作ることに全力を尽くして参ります。

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