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スマホでカード決済「Square」日本上陸 三井住友カードと提携、個人・中小ターゲットに

» 2013年05月23日 18時47分 公開
[ITmedia]

 米Squareは5月23日、スマートフォンで決済できるクレジットカード決済サービス「Square」日本版の提供を開始した。三井住友カードと業務提携し、クレジットカード決済専用端末の導入などが難しかった個人事業主や中小企業のスモールビジネスのマーケットを開拓していく。

画像 カードリーダー「Squareリーダー」はイヤフォンジャックに差し込んで使える

 Squareは、スマートフォンやタブレット端末(iOS/Android)に「Squareレジ」という無料のPOSアプリをインストールし、イヤフォンジャックに切手サイズの読み取り端末「Squareリーダー」(無料)を接続するだけで、カード決済ができるサービス。手数料は決済1回につき決済額の3.25%。指定の銀行なら翌営業日、そのほかの銀行でも1週間以内に代金が振り込まれる。

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 Squareと三井住友カードは昨年9月に資本提携し、日本での事業展開について協議してきた。新たに業務提携を結び、中小企業の開拓や、日本向け新商品・サービスの開発などに共同で取り組む。

 SquareはTwitter共同創業者のジャック・ドーシー氏が2009年に設立し、CEOを務めている。サービスは北米で普及が進んでおり、400万を超える中小企業や個人事業主が導入。Squareを使ったカード決済の取扱高は年額換算で150億ドルにのぼるという。

 ドーシー氏は「Squareを、デザインやイノベーション、伝統にこだわりのある日本に提供でき、うれしく思います。当社のプロダクトが日本の経済成長と起業家創出を後押しすることを願って、このたび日本でのサービス提供を開始しました」とメッセージを寄せている。

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