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TweetDeck創業者がTwitterを退社 サードパーティー窓口担当者も

» 2013年06月02日 07時13分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Twitter傘下のTwitterクライアントアプリメーカー、英TweetDeckのイアイン・ドッズワースCEOは5月31日(現地時間)、退社することを自身のTwitterで発表した。また、Twitterで4年間プラットフォーム担当ディレクターを務めてきたライアン・サーバー氏も同日、やはり自身のTwitterで退社する予定を発表した。

 ドッドワースCEOは、「TweetDeckが買収されてから2年。新しいことを始めるのにちょうどいいタイミングだ。さようならTwitter、素晴らしい体験だった」とツイートしている。

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 2008年創業のTweetDeckは、WebおよびAndroid、iOS版のTwitterクライアントアプリメーカーとして人気を博し、2011年にTwitterに買収された。Twitterは買収後もブランド名を残し、Web版をパワーユーザー向け公式Webアプリと位置付けているが、モバイル版およびAdobe AIRで稼働するTweetDeck AIRは5月7日に終了した

 プラットフォーム担当ディレクターのサーバー氏は、「Twitterでの素晴らしい4年間の後、鳥かごから飛び立つ時が来ました。6月28日に退社し、しばらくは休みます」とツイートし、続けてTwitterの幹部や開発者らへの感謝のツイートを数本投稿した。

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 サーバー氏は2009年6月にTwitterに入社し、プラットフォーム担当ディレクターとしてサードパーティー開発者の窓口を務めてきた。TwitterがTweetieを買収したり、開発者のガイドラインとAPIを変更したりして開発者コミュニティーに不満が広まった際も、説得に尽力した。同氏の発表ツイートには多数の開発者から謝辞や祝辞が寄せられており、同氏はそれぞれに対応している。

 Twitterは関連アプリを提供するサードパーティーのエコシステムに支えられて成長してきたが、近年は収益化を重視し、広告主向けのツールの提供や公開ツイートデータの分析などに注力している。

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