TwitterがiPhoneアプリの人気Twitterクライアント「Tweetie」を提供するAtebitsを買収し、Tweetieを初の公式アプリ「Twitter for iPhone」として公開する。
米Twitterは4月9日(現地時間)、iPhoneアプリ「Tweetie」を提供する米Atebitsを買収することで合意に達したと発表した。取引の詳細は公表していない。
TweetieはMacおよびiPhone向けのTwitterクライアントで、iPhone向けの「Tweetie 2」は2.99ドルの有料アプリだが人気が高く、米Appleが優秀なアプリを表彰する「Apple Design Award」の2009年受賞製品でもある。
Twitterは向こう数週間のうちにTweetieを「Twitter for iPhone」と改称し、無料でiTunesのApp Storeで提供を開始するという。
Atebitsはローレン・ブリッチャー氏が2007年に創業した非公開企業。Tweetieのほか、Mac用描画ソフトの「Scribble」を販売している。同氏は2006年にタフツ大学卒業後、約1年Appleでグラフィックスエンジニアを務めた経験を持つ。買収完了後、ブリッチャー氏はTwitterのモバイルチームに参加し、TweetieをiPhoneおよびiPad向けTwitterに改修する作業に従事する。
現在AppStoreにはTwitterクライアントアプリが約70本あるが、すべてサードパーティー製だ。「Twitter for iPhone」が誕生すれば、初の公式アプリになる。
企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.