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「リストに入れられると個人情報流出」 Twitterでデマ拡散、「あり得ない」と公式否定

» 2013年07月10日 19時34分 公開
[ITmedia]
画像 大量ユーザーのリストを作っている不審なアカウント

 Twitter上で大量の日本人アカウントをリストに入れる不審なアカウントに関連し、「リストに入れられると個人情報がもれる」「アカウントが乗っ取られる」といったデマが一部ユーザーの間で広がった。Twitter Japanの広報担当者は「リストに入れられるだけで個人情報がもれたりアカウントが乗っ取られることはあり得ない」と説明。気になる場合はアカウントをブロックするようすすめている。

 問題になっているのは「@jjgdxqy」というアカウントで、2009年に開設されたもの。プロフィールやツイートはまったくないが、5000人近くのユーザーを登録したリストを「list0」から「list99」まで100個作成している。登録されたユーザーはほとんどが日本人のようだ。

 その不審な動きから、「リストでユーザーの動きを監視し、個人情報をつぶやく瞬間を待っているのでは」といった憶測が流れ、次第に尾ひれが付いて「リストに加えられると個人情報を抜かれる」「アカウントを乗っ取られる」といった内容になり、拡散した。「リストに入れられているのはネガティブ発言をしたユーザー」という内容も伝わっているが、これも根拠不明だ。

画像 拡散しているデマの例

 Twitter Japanは「誰でもほかのユーザーを自由にリストに入れることができ、リストに入れられてもアカウントが乗っ取られたり個人情報が漏れることはない」と説明。そもそもTwitterが保有しているユーザー情報は登録時に必要なメールアカウントのみ。「メールアドレスがTwitterからほかのユーザーに漏れることはない」としている。

 また「アカウントが乗っ取られるのは、自分のパスワードをほかの人に教えた時だけ」で、「リストに入れられても心配いただくことはない」としている。それでも気になる場合は、不審なアカウントをブロックするようすすめている。

 Twitterではデマが拡散することがひんぱんにあり、これまでに「Twitterが有料化する」「パズル&ドラゴンズが終了する」「LINEが終了する」といったデマが広まったことがあった。

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