米Google傘下のMotorolaは8月16日(現地時間)、1日に発表したフラッグシップ端末「Moto X」を、PINコード入力なしでアンロックするための周辺機器「Motorola Skip」を発表した。NFCで接続することで、Moto Xをユーザーの音声またはタッチによるアンロックへの待機状態にできる。
Skipは、ポケットやベルト、バッグのストラップなどに付けられる親指サイズでクリップ状のガジェット。NFCでMoto Xとペアリングし、“PIN入力不要圏”を作れる。この圏内にMoto Xがある場合は、PINコードを入力せずにアンロックできる。
Skipには、ステッカー状の「Skip dot」が3つ付属する。これらを例えば自分のデスク、寝室のベッドサイド、車のダッシュボードなどに貼っておくことで、PIN入力不要圏を常備できる。
色は発売段階ではグレイと黒の2トーンのみだが、秋には他の色も発売される見込み。
価格は19.95ドルで、期間限定で本体に無料で付属させるという。
Moto Xは、米国ではまずAT&Tが8月26日に発売する。価格は2年契約付きで、16Gバイトモデルが199.99ドル、32Gバイトモデルが249.99ドル。「OK Google Now」と呼び掛けることで起動できるのが特徴の1つになっている。
Motorolaによると、平均的なスマートフォンユーザーが1日に端末をアンロックする回数は39回で、ヘビーユーザーともなると、100回近くになるという。PINコード入力を煩わしく思うユーザーは「0000」などの単純なコードを設定したり、そもそもPINコードの設定をしない場合もあるとしている。
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