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「黒猫のウィズ」運営元が告知、「不正な返金請求にはアカウント停止も」

» 2014年02月06日 22時43分 公開
[ITmedia]

 コロプラが運営するスマートフォン向けゲーム「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」で、一部ユーザーが、ゲーム内の「ガチャ」の表示などに不満を持ち、アプリストア運営元のGoogleやAppleに対して返金を求めている問題で、コロプラは2月6日、「不正な返金請求をしたユーザーはアカウントを停止場合がある」とする告知文をゲーム内に掲示した。


画像画像 告知文

 きっかけは、スクウェア・エニックスなどが提供するスマートフォン向けゲーム「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」で起きた騒動。同ゲームでガチャの確率設定に不満を訴えて返金を求めるユーザーが相次ぎ、同社は一時的にガチャを停止。ガチャを利用したユーザーに対して、使った有料ポイント(ジェム)を返還すると発表した

 この騒動を受け、「黒猫のウィズ」でも、一部ユーザーが返金請求をしたようだ。昨年10〜11月にかけ、ガチャの確率設定や景品の表示の仕方に問題があったとしてプラットフォーム事業者に返金を求め、実際に返金を受けたとネットで報告するユーザーも現れている。

 ユーザーは、コロプラにもクリスタル(ガチャを引くために必要なポイント)返還を期待しているようで、「昨年10〜11月の問題の後、クリスタルを返還した事実はあるのか」という問い合わせが同社に複数来ているという。

 同社は、「昨年のお知らせの内容について、現在複数のお問い合わせをいただいていることに大変驚いている」とした上で、「ユーザーのみなさまに対して、弊社が理由なくクリスタルを返還することは適切な対応ではないと考え、クリスタルの返還は行っていない」と説明。

 さらに、同社が保有する購入データと照合し、プラットフォーム事業者に対して明らかな不正な返金請求を行ったと確認したユーザーは、アカウント停止の措置をとると警告。誤って返金請求してしまった場合は、ユーザーIDを記載したメールを送るよう呼びかけている。

 また、今回の件で「ユーザーに不安と混乱を生じさせてしまった」とし、ユーザー全員にクリスタル5個を無償でプレゼントする。

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