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» 2014年03月19日 17時32分 UPDATE

音楽の世界市場、定額制サービスで成長へ 日本は対照的・大きく落ち込む 2013年

国際レコード産業連盟(IFPI)によると、13年の世界音楽売り上げは日本を除くと前年比横ばい。定額制サービスが世界市場を支え始めている一方、パッケージ依存の日本は大きく落ち込んだ。

[ITmedia]

 国際レコード産業連盟(IFPI)は、2013年の世界音楽売り上げは前年比3.9%減の約150億ドルだったと発表した。前年比割れの要因は日本が16.7%減と大きく落ち込んだためだが、日本市場を除くと0.1%減とほぼ横ばい。IFPIのリポートは「定額制サービスは主要市場の成長を支えている」と報じている。

 IFPIが13年の大きなトピックとして挙げているのはSpotifyなどの定額制配信サービスだ。定額制&ストリーミングサービスの売り上げは11億1100万ドルと51.3%増に拡大。ユーザー数は前年から800万人増の2800万人に増えた。

photo 定額制サービス売り上げの推移=IFPIのニュースリリースより

 米国では定額制サービスの売り上げが初めて10億ドルを超え、米国市場全体のプラス成長(0.8%増)を支えている。北欧では定額制サービスが大きな位置を占めるようになり、英国など欧州主要市場は12年ぶりにプラス成長に転じた。

photo 世界主要市場の売り上げ

 世界の5分の1を占める日本市場は対照的だ。2012年の売り上げは3651億円だったが、13年は3121億円へと大きく減少。100万枚を超えたアルバムがゼロだったことなどもあり、CDなど物理メディアが13%減と大きく落ち込んだ。デジタル配信も、着メロの縮小が止まらず23%減となっている。

 PC/スマートフォン向け配信や定額制サービスも伸びているものの、IFPIは「日本はいまだ従来型携帯電話向けサービスと物理フォーマットからの移行期にあり、定額制&ストリーミングサービスが確立されていない」と指摘している。

photo Spotifyは日本向けサービスを「現在準備中」

 IFPIのフランシス・ムーアCEOは「日本の厳しい状況を加味しても、世界の音楽市場は発展期に入っている」とコメント。定額制ストリーミング配信が拡大し、ユーザーに幅広い選択肢を与えているとしている。

 定額制サービスをめぐっては、レディオヘッドのトム・ヨークが昨年、Spotifyについてアーティストに支払われる収入が少ないことを批判するなどの動きもあった、

  • 2013年のアーティスト売り上げランキング(シングル&アルバム)
順位 アーティスト
1 One Direction
2 Eminem
3 Justin Timberlake
4 Bruno Mars
5 Katy Perry
6 P!nk
7 Macklemore & Ryan Lewis
8 Rihanna
9 Michael Buble
10 Daft Punk

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