KDDIは、プリペイド型電子マネーサービス「au WALLET」を5月21日にスタートする。世界のMasterCard加盟店で使えるほか、支払いでポイントもたまるお得さとスマートフォンとの連携を打ち出し、ネットとリアルを融合した新しい電子マネーの定番に育てたい考えだ。
KDDIの田中孝司社長は「電子マネー1件当たりの決済金額はまだ低いが、決済件数はクレジットカードの3割にまで伸びている。これからさらに伸びるだろう」と普及に期待する。
au WALLETは、auサービスを利用するための「au ID」にリアル店舗でも利用できる決済機能を追加するもの。傘下の電子マネー「WebMoney」と、MasterCardのプリペイド決済システムを組み合わせた。
専用カードを発行し、世界約3810万のMasterCard加盟店で利用できるのが特徴。200円の利用につき1ポイントを付与し、たまったポイントは買い物や携帯電話料金の支払いなどに使える。提携店のセブン-イレブン・ジャパンでは200円で2ポイント、マツモトキヨシでは200円で3ポイントなど、ポイント付与率を優遇する。
チャージはauかんたん決済やauショップ、じぶん銀行、クレジットカードなどで可能。オートチャージも設定できる。専用アプリ「au WALLETアプリ」をリリースし、残高の確認やスムーズにチャージできるようにする。
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