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フランス映画社が破産 「勝手にしやがれ」「ベルリン・天使の詩」など配給

» 2014年11月19日 16時38分 公開
[ITmedia]

 帝国データバンクによると、欧州の作品を中心に映画配給を手がけてきたフランス映画社が11月7日に自己破産を申し立て、12日に東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債は約3800万円。

 1968年に設立され、大島渚監督「愛のコリーダ」など国内作品の海外展開に携わった後、フランスを中心に欧州の映画を紹介する「BOW」(Best of World)シリーズを手がけ、「ベルリン・天使の詩」「勝手にしやがれ」「旅芸人の記録」「ピアノ・レッスン」などを配給してきた。

 かつては年間7億円前後の売上高があったが、ハリウッド映画の隆盛などから配給は減少傾向に。近年の売上高は1億円程度に落ち込み、今年8月には実質的に営業を停止していた。

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