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「はやぶさ2」間もなく打ち上げ

» 2014年12月03日 11時49分 公開
[ITmedia]

 小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載するH-IIAロケット26号機が12月3日午後1時22分4秒に打ち上げられる。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は午後0時25分から、種子島宇宙センターで行われる打ち上げの様子をライブ中継する。

photo 打ち上げを待つH-IIAロケット26号機=ライブ中継より
photo 衝突装置を分離するはやぶさ2のイメージ=JAXA提供

 はやぶさ2は2018年にC型小惑星「1999 JU3」に到着。1年半にわたって滞在し、衝突装置により人工クレーターを作って宇宙線などにさらされていない小惑星の物質を採取するなどし、2020年に地球に帰還する予定だ。

 「1999 JU3」は望遠鏡観測によると、大きさ900メートル程度で球形に近い形をしているという。水や有機物を多く含むと考えられるC型小惑星のサンプルを調べることで、太陽系の成り立ちや地球生命の起源に迫る手がかりを得られるかもしれない。

photo はやぶさがサンプルを持ち帰った小惑星「イトカワ」と、はやぶさ2が向かう「1999 JU3」の公転軌道=JAXA提供

 H-IIAロケット26号機には、「しんえん2」「プロキオン」と、「宇宙の環境芸術作品」という「◆artsat2-despatch◇ARTSAT2 DESPATCH◆」の3機が相乗りする。

photo 相乗りで打ち上げられる「芸術作品」ARTSAT2 DESPATCH=JAXA提供

 JAXAのWebサイトはトップページがはやぶさ2ライブ態勢に。JAXAサイトのほかニコニコ生放送やUstream、YouTubeなどでネット中継するほか、各地のCATV局での放送やパブリックビューイングも行われる。

photo JAXAトップページはライブ中継に向けてシンプルに

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