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検索ビッグデータも「自民300議席」と予測 ヤフー分析

» 2014年12月05日 18時59分 公開
[ITmedia]

 ヤフーは12月5日、14日投開票の衆院選について、「Yahoo!検索」のビッグデータを用いた各党の議席予測を発表した。投票率が50%台前半なら自民300議席、60%前後なら自民311議席など、マスコミ各社が4日に発表した議席予測と近い結果になっている。

画像 衆院選の各党の議席予測

 過去の選挙事例での公示日前後の検索量の変化をスコア化し、今回の衆院選の公示前の検索数と掛け合わせるモデル「投影モデル」を使い、比例区・小選挙区の各党の獲得議席数をそれぞれ予測した。11月20日〜12月1日のデータを利用し、13年の参院選と同等の投票率50%台前半と、12年衆院選と同等の60%台前後の2つのケースに分けて分析している。

 比例区・小選挙区を合計した獲得議席数は、投票率50%台前半なら自民300(解散前は295)、公明48(同31)、民主69(同55)、共産23(同8)、維新20(同42)、その他15(同49)という予測。60%台後半なら自民311、公明47、民主61、共産25、維新14、その他17――となり、与党合計の議席数は少なくとも348と、解散前の326より増えるとみている。

画像 比例区の予測

 比例区(定数180)の予測は、ビッグデータから得られた各政党の予測得票数を元にドント方式で議席を割り振ったもの。与党は自民が微減、公明は大幅増、野党は民主が増加、共産が大幅増、維新の党は大幅減と予測している。

画像 小選挙区の予測

 小選挙区(定数295)は、都道府県単位で各政党がどれだけ議席を獲得するかを予測したものを地域でまとめた。各地で自民が圧勝し、多くの議席を獲得するが、投票率が下がると北海道や北陸・信越、東海などで自民が議席を減らし、民主が議席を伸ばすと予測している。

 今回の予測は第1回としており、今後、投開票日直前までのデータを使った最終予測を追加公開する予定だ。

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