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Apple Watchのプロトタイプ初号機はマジックテープで腕に巻くiPhoneだった──Wiredに開発秘話

» 2015年04月03日 09時43分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Appleの「Apple Wath」の予約開始を目前に控え、米Wiredが同端末の開発にかかわった2人の幹部のインタビュー記事を公開した。

 watch 1

 インタビューを受けたのは、米Adobe SystemsからApple Watchプロジェクトのために引き抜かれたケビン・リンチ氏と、クリエイティブディレクターのアラン・ダイ氏

 リンチ氏はAppleからオファーを受けた際、Apple Watchを担当することになるとは知らされず、入社当日に初めて自分の職務を知ったという。同氏はAdobeでは「Flashの擁護者」として知られ、Flashをけなした故スティーブ・ジョブズ氏に真っ向から反論した人物だ。同氏はApple Watchの発表イベントで、WatchKitのデモを行っている。

 watch 2 ケビン・リンチ氏

 Apple Watchのプロジェクトは、Appleのデザイン担当上級副社長、ジョナサン・アイブ氏が、ジョブズ氏が2011年10月に亡くなった直後に立ち上げたとダイ氏は語った。Apple Watch開発の動機は、スマートフォンが人々を束縛し、人生を台無しにしており、この束縛から人々を解放することだったという。だが、最初のプロトタイプはiPhoneをマジックテープになっているストラップに装着したものだったという。

 このインタビューでは、そのようなプロトタイプからユーザーインタフェースの改善のために行われた様々な工夫について語られている。

 Apple Watchの日本での予約受け付け開始は4月10日。発売は24日だ。

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