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Raspberry Pi 2向け「Windows 10 IoT Core」プレビューと“Arduino Certificated”版開発を発表

» 2015年04月30日 18時28分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Microsoftは4月29日(現地時間)、年次開発者会議「Build 2015」において、IoT(モノのインターネット)版Windows 10について発表した。

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「Windows 10 IoT Core」プレビュー版

 2月の予告通り、英Raspberry Pi Foundationの超小型コンピュータ「Raspberry Pi 2」および米IntelのMinnowboard Maxで稼働するIoT版Windows、「Windows 10 IoT Core」のInsider Previewをリリースした。Dev Centerのダウンロードタブから入手できる。開発者はDev Centerに用意されている各種開発ツールを使うことで、IoT向けのWindowsアプリを開発できる。ただし、このInsider Previewはまだラフなもので、フィードバックに基いて改善していくとしている。

Arduino.ccとの提携

 ワンボードマイコンプロジェクトArduino(米国側)との提携により、Arduino公認OSとしてArduino版Windows 10を構築する。その最初の段階として、同日「Windows Remote Adruino」と「Windows Virtual Shield for Arduino」をGitHubで公開した。

 Microsoftは、Arduino版Windows 10の可能性として、ArduinoベースでWindows 10を搭載する監視カメラを例に挙げた。Windowsプラットフォームでは、使いやすいユーザーインタフェース、カメラのクラウドへの接続、モーション検知や顔/音声認識の画像処理機能を開発しやすいとしている。

 Windows Remote Adruinoでは、Windows 10端末をArduino Shieldに無線接続でき、ユニバーサルアプリから直接Arduinoを操作できる。

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