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2015年08月05日 18時25分 UPDATE

「子どもの日常をもっと知りたい」に応える園児見守りロボット「MEEBO」 日々の様子を自動撮影、保護者と共有

幼稚園・保育園での子どもの様子を自動撮影し、クラウド上のアルバムで保護者と共有――保育士と保護者のニーズに応えた園児見守りロボット「MEEBO」が発売された。

[山崎春奈,ITmedia]

 ユニファは8月5日、保育園・幼稚園向けの園児見守りロボット「MEEBO」(みーぼ)を発表した。「親と離れている間の子どものリアルな日常を知りたい」という声に応え、写真を自動撮影して子どもの日常を記録し、保護者と共有する。

photo 目の部分のカメラで撮影した写真をWebで保護者と共有

 世界初の園児見守りロボットとして、教室の入り口など子どもに近い距離に置くことを想定する。大きさは約30センチ、重さは約1キロ。ヴイストンのコミュニケーションロボット「Sota」をベースに開発し、CPUとしてRaspberry Pi2を使っている。

photo 音楽に合わせてダンス

 人の存在を感知して「おはよう」「気を付けて帰ってね」などのあいさつ、音楽に合わせてダンスなどで子どもとコミュニケーションする。一緒に遊べるコンテンツとして、クイズや絵本読み聞かせなどを今後加える予定だ。

 最大の特徴は、同社が提供する幼稚園と保護者向け写真販売サービス「るくみー」との連携。幼稚園や保育園で1日の長い時間を過ごす我が子のリアルな様子がもっと知りたい――という保護者の要望に応えた。

 保育士がスマートフォンやデジタルカメラで園内の写真を撮影すると自動でアップロードし、その日のうちにWebアルバムにアップ。保護者は勤務先や自宅から様子を確認し、気に入った写真は1枚100円程度で購入もできる。子どもとの会話のきっかけになる、遠くに住む祖父母も楽しめることから好評といい、全国500園以上に導入されているという。

 幼稚園・保育園・習い事教室への導入費用はMEEBO1台につき月額9800円(税別)。「るくみー」の利用料も含まれる。

「ロボットだからこそできる仕事」を任せる

 ユニファの土岐泰之代表は「『るくみー』で保育園の従来の業務を軽減したり、新たな収入源となった部分もありつつ、撮影に人の手が必要な点がネックだった」とし、人型ロボットを使った自動撮影につながったと開発の経緯を話す。

 MEEBOは目の部分がカメラになっており、「みんな、写真を撮るよ」と呼びかけて園内の様子を撮影。人の位置や表情を認識し、「もっと笑って」「緊張してる?」などと声もかける。スマートフォンアプリのリモコンを使ってカメラの位置や角度を調整し、先生が園児たちと集合写真を撮ることもできる。クラス活動を邪魔しないよう、音声を発さずに撮影するモードも搭載する。

 「るくみー」と同様に、撮影した写真を自動でクラウドサーバにアップロードし、管理者側がチェックした上で保護者のアルバムに配信する。今後、イベントや発表会を撮影する動画モードにも対応予定だ。

photo MEEBOの主要機能

 園児の命を守る安心・安全機能にも力を入れる。熱中症やインフルエンザなどをいち早く知る「検温」機能は、スマートフォンに指定のデバイスを取り付けて園児の額に近づけると約2秒で体温が測れる。現在はデバイスを経由しているが、MEEBO自体に赤外線カメラを搭載し、サーモグラフィで感知するよう進化させたいという。

 「自動撮影や検温のように、機械だからこそ効率的に正確にできる作業がまだあるはず。今後保育業界の人手不足がさらに深刻化する中で、自然な形でロボットが溶け込み、保育士や保護者をサポートする環境を作っていきたい」(土岐代表)

photo ユニファ土岐泰之代表(右)とヴイストン大和信夫代表(左)

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