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「タカラトミーを変えたい」――老舗おもちゃメーカー、新社長はオランダ人 ドコモと開発したロボット「オハナス」にかける思い(1/5 ページ)

» 2015年06月04日 14時42分 公開
[岡田有花ITmedia]
画像 オハナス

 「タカラトミーを大きく変えたい」――今月、同社の社長に就任するハロルド・ジョージ・メイ氏は6月4日、対話型ロボット「OHaNAS」(オハナス)の発表会でこう宣言した。オハナスは、NTTドコモの技術を活用し、自然な対話が楽しめるというロボット。子ども向け玩具の枠を超えた「エイジレス」な商品として販売し、グローバルにも展開する計画だ。

 ドコモはオハナスを皮切りに、自然な対話機能を提供するクラウドプラットフォームの外販を進める。発表会にはドコモの加藤薫社長も出席し、「タカラトミーとドコモのコラボは意外と思うかもしれないが、技術や機能をパートナーに使っていただき、1+1で2以上の価値を生むようお役に立ちたい」と話した。

画像 オハナスを囲む加藤社長(左)とメイ社長

「しゃべってコンシェル」技術活用、“自然な対話”を可能に

 オハナスは、スマートフォンやタブレットと接続して遊ぶロボットだ。専用アプリをダウンロードしたスマホ/タブレットとBluetooth接続し、ドコモの「自然対話プラットフォーム」にアクセス。ネット上の情報などを活用し、雑談相手になったり、ちょっとした疑問に答えたり、晩ご飯の献立を一緒に考えてくれたり、しりとりなどのゲームを楽しんだりできる。

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