米Appleがスイスの顔面モーションキャプチャ企業、faceshiftを買収したと米TechCrunchが11月24日(現地時間)に報じた。
Appleによるfaceshift買収のうわさは8月に米MacRumorsが報じているが、TechCrunchはAppleが買収を非公式に認める際の常套句「Appleは時々、小規模な技術企業を買収する。われわれは通常、買収の目的や計画について発表しない」をAppleから受けたとしている。
faceshiftは2012年創業のチューリッヒに拠点を置く非公開企業。ロンドンとサンフランシスコにもオフィスがある。マーカーなしでのフェイシャルモーションキャプチャで知られ、封切り間近の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」でも同社の技術が採用されているという。
同社のアプリ「facechift studio」は、人の顔を撮影し、リアルタイムでアニメーションキャラクターにその表情を反映させることができる。米Intelの「RealSense」や米MicrosoftのKinectセンサーをサポートする。Appleは2013年にKinectでも採用されたモーションセンサーを手掛けるイスラエルPrimeSenseを買収している。
Appleがこの買収で何を狙っているのかは不明だが、Apple TVのジェスチャー操作やフォトアプリでの顔面認識、オリジナルゲームの開発など、さまざまな憶測が飛び交っている。
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