米Appleがモバイル端末向けカメラ技術を開発するイスラエル企業LinXを買収した。同社は複数のセンサーを組み合わせることでモバイルカメラの性能を高める技術を開発しており、将来のiPhoneに搭載される可能性もある。
買収は米Wall Street Journalが報じ、Appleもこれを認めた。
現在のデジタルカメラは基本的に1枚のイメージセンサーを搭載している。LinXが昨年発表したニュースリリースによると、モバイルカメラの高画素化は限界を迎えており、大幅な性能向上は見込めないが、同社の技術は1枚のセンサーを複数の小型センサーで置き換え、カメラ自体を薄型化しながら性能を向上させることができるという。
複数のセンサーで撮影した画像を合成して1枚にする仕組みだが、視差などは補正されて不自然なところはなく、通常のカメラに比べ高感度でノイズも少ないという。複数の画像を同時に撮影することで、“撮った後からピント合わせ”など、新しい使い方にも道を開くという。
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