Ingressで子ども見守り 公園にポータル、ミッション提供も 大阪市天王寺区
「真田の心を引き継ぐエージェントよ、“寺田町公園”を守護せよ!」――大阪市天王寺区は12月17日、位置情報と連動したスマートフォンゲーム「Ingress」を活用し、エージェント(プレイヤー)に区内の寺田町公園で子どもたちの安全確保のための見守りをしてもらう取り組みをスタートした。
Ingressのプレイヤーが「天王寺区防犯エージェント」として区に登録。同公園内の3つのポータルをハックするとともに、不審者がいないかなど周辺の様子について気付いたことがあれば区役所・警察署などに連絡してもらう。おおむね3カ月ごとに区からミッションを提供。優秀な成績を残したエージェントに特典を用意する。
大阪市内在住・在勤・在学の16歳以上のIngressプレイヤーが参加できる(未成年は保護者の同意が必要)。Webサイトで公開している申込書(PDF)に住所や氏名など必要事項を書き込み、メールやFAXなどで区役所に送付するか持参して登録する。
区内には、戦国武将・真田幸村(信繁)が死没した寺があるなど真田幸村と縁が深く、真田幸村関連イベントなども行っている。防犯エージェント登録者には、「真田の心を伝えるエージェントの証」として、真田幸村の家紋をあしらった特製の深紅のバンダナを支給し、活動時に腕などに着用してもらう。希望者にはモバイルバッテリーを無償貸与する。
区は、ゲームのプレイヤーという「どちらかといえばこれまで行政機関とは関わりの薄かった層」が「防犯エージェント」として地域活動に取り込むことにより、普段から公園を利用している地域の人々以外にも見守りの目を増やし、子どもの安全確保を高める狙いだとしている。
行政機関との連携によるIngressを活用した防犯の取り組みは、東京都東久留米市や茨城県守谷市などで行われているが、東海地方以西の西日本では天王寺区が初という。
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