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Google、新「Chromecast」と「Chromecast Audio」を国内発売 4980円

» 2016年02月18日 15時07分 公開
[片渕陽平ITmedia]

 Googleは2月18日、スマートフォンなどの動画やゲームをテレビ画面に映し出せるデバイス「Chromecast」の新モデルを国内発売した。音楽をキャストする「Chromecast Audio」も同時に発売し、いずれも価格は4980円(税込)。ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラなどの量販店では18日から、Googleの公式オンラインストアでは19日から販売を始める。

photo 新しいChromecast

 「Chromecast」はテレビのHDMI端子に差し込むと、スマホやタブレットで見ている動画や映画、ゲームなどをテレビの画面に映し出せるデバイス。Android端末のほか、iPhone/iPad、Mac、Windows搭載のノートPCにも対応する。

photophoto スマホをリモコン代わりに、YouTubeなどの動画コンテンツの検索、再生、一時停止といった操作が可能に

 従来のデザインを一新し、円形のコンパクトなサイズに収めたほか、ケーブルに柔軟性を持たせ、テレビへの差し込みもスムーズにした。Wi-Fi接続のパフォーマンスも改善し、IEEE 802.11ac、デュアルバンドの2.4GHz/5GHzに対応したほか、新しいアルゴリズムを採用し、Wi-Fi環境が変化するたびに最適なアンテナと電波を自動選択する――などの機能も備える。カラーはブラック、レモネード、コーラルの3種類。

photo Wi-Fi接続のパフォーマンスを改善
photo ブラック、レモネード、コーラルの3色を用意

 動画に限らず、「Angry Birds Friends」など数千種類のゲームも楽しめる。手元のモバイル端末がコントローラーとなり、マルチプレイ対応のゲームでは複数人で一緒に遊べる。「ファイナルファンタジーXIII Google Cast Edition」(スクウェア・エニックス)も近く発表する。

photo モバイル端末がコントローラーに
photo 「ファイナルファンタジーXIII Google Cast Edition」も近く発表を予定

photo Chromecast Audio

 「Chromecast Audio」は、付属のケーブルをスピーカーのAUX入力端子に差し込むと、手元のモバイル端末から音楽やラジオなどをWi-Fi経由でストリーミングできる。Google Play Music、AWA、KKBoxなどのアプリに対応し、Chromecastと同様に、Android/iOSを搭載した端末を利用できる。

 接続しているスピーカーをグループ化できる「マルチルーム機能」も搭載し、家中のスピーカーに同じ音楽をキャストすることも可能だ。

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 両製品は昨年9月に米国で販売を開始。約半年遅れで日本、オーストラリア、ニュージーランドで発売する。

photo 埜々内ルイさん

 同社の埜々内ルイさん(Chromecast&TV 日本パートナーシップ担当)は「普段からスマホで動画を頻繁に見る人が対象」とコメント。U-NEXTのユーザーのうち、Chromecastを使用するユーザーは「使用しない場合と比べて約70%も多くのコンテンツを視聴している」(埜々内さん)といった調査結果もあると言い、「今後も動画配信サービスと多数連携し、コンテンツをプラットフォームとして、さらなる展開を狙えれば」と期待を寄せる。

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