Microsoft Windows 10の、電源を入れたりスリープから復帰させると表示されるロック画面。美しい風景写真に時刻やカレンダーを重ねて表示させることもでき、かつての素っ気ないログイン画面から比べると大きな進歩だ。
ところがこのロック画面に、広告が表示されるようになるといううわさがある。このロック画面に表示される写真は、「画像」「スライドショー」そして「Windowsスポットライト」から選択できる。「画像」「スライドショー」がローカルに保存された画像であるのに対して、「Windowsスポットライト」はMicrosoftのサイトから送られてきた画像が使われるという違いがある。そしてロック画面の初期設定では、Windowsスポットライトになっている。
このWindowsスポットライトに、広告画像が割り込んでくる、という報告がIT情報サイトHow To Geekに掲載されている。これによると、ユーザーが意図しないのに、Windowsアプリストアで販売されているゲームソフト「Rise of the Tomb Raider」の広告がロック画面に表示された事例が確認されているという。
この広告表示は、地域やアプリ購入履歴に関係するかもしれず、日本ではまだ事例が確認されていない。もしあらかじめ回避したいなら、スタートメニューから[設定]→[パーソナル設定]→[ロック画面]と進んで[画像]を選択し、「ロック画面にトリビアやヒントなどの情報を表示する」のオプションをオフにすればいいようだ。
Windows 10にはすでに、スタート画面に新しいMicrosoft Office購入を促すアイコンが表示され、「Windowsはいずれ、ストアの売り上げと広告に依存するソフトになる」という指摘もあるが、Windows 10に全画面広告が表示される時期は思ったより早かったようだ。
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