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民主・維新の新党名、「立憲民主党」「民進党」のいずれかに 意見公募に約2万件

» 2016年03月11日 13時42分 公開
[ITmedia]

 民主党と維新の党は3月10日、新党名の案として、民主党が「立憲民主党」を、維新の党が「民進党」を発表した。Webサイトなどから一般公募した結果を踏まえ、各党の検討チームがそれぞれ提示したもの。12、13日に行う世論調査の結果によって、新党名を決定する方針だ。

photo 維新の党の江田憲司議員(左)と民主党の赤松広隆議員(右)

 両党は4日から6日にかけ、Webサイトとファックスで新党の名前を一般公募。Webサイトからは1万8728件、ファックスからは1205件、計1万9933件の応募が寄せられ、「大変な反響をいただき、熱心な書き込みがたくさんあった」(民主党・赤松広隆議員)という。男女比は男性87%、女性13%。年代別では、多い順に40代22.5%、50代17.8%、30代17.0%、60代13.3%だった。

 応募のうち「民主」を含むものが6352件、「維新」を含むものは570件――といった結果を踏まえ、両党は10日に意見交換会を実施。「『民主党』という党名は国際的にも通用するので残すべき」「比例で民主と書く人もいるので、略称民主となるように」などの党員の声が寄せられ、各党の検討チームで協議を重ねた結果、2案まで絞り込んだ。

photo Webサイトとファックスで意見を募集していた

 赤松議員は「立憲民主党」について、「立憲主義によって真の自由と民主主義を断固として守り抜いていく」と由来を説明。「この党名の下にみんなが結集して、日本の民主主義と自由を守っていこうという思いだ」と意気込む。

 一方、維新の党の江田憲司議員は、「民進党」の「民」に「国民とともに政治を進めていく」、「進」に「改革を前進させていく」――という意味を込めたとしている。

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