米Googleが2014年に買収したIoT企業Nest Labsは、傘下のRevolvのスマートホームサービスの提供を5月15日に終了すると公式サイトで告知した。
Revolvは、Nest Labsが2014年10月に買収したスマートホーム企業。買収の段階で、同社のスマートホームハブの販売は終了したが、既存の顧客へのサービスとサポートは継続していた。
Revolvはホームハブ端末とアプリ、オンラインサービスで構成されてており、価格は約300ドル。BelkinやPhilipsのスマート家電製品のハブとして機能する。このサービスが5月15日で終了し、Revolvの端末は文鎮化する。これまでのユーザー履歴は削除される。Nest Labsはサービスの移行方法などをまったく提示していない。
告知ページには、RevolvのチームはNestのスマートホームプラットフォーム「Works with Nest」に注力するため、Revolvのサービスを終了するとだけ説明されている。
Nest Labsに2014年にDropcamを売却し、その後Nest Labsのトニー・ファデルCEOと対立して同社を去った起業家のグレッグ・ダフィ氏は3月末、ファデル氏がDropcamチームを批判したことを受け、Dropcamのチームの半数がNest Labsを退社したのは、同社にいることでクリエイティブな能力が破壊されたからだと批判した。
現在Googleの持ち株会社であるAlphabet傘下にあるNest Labsは、2014年にGoogleに買収された後、2015年6月にDropcamの製品をベースにした家庭用監視カメラ以外には何も新製品を発売していない。
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