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2016年04月11日 19時29分 UPDATE

「第1期 電王戦」、PONANZAが先勝

プロ棋士とコンピュータソフトの将棋対局「第1期 電王戦」の第1局はソフト側・PONANAが先勝した。

[ITmedia]

 プロ棋士とコンピュータソフトの将棋対局「第1期 電王戦」の第1局が4月9〜10日に岩手・関山中尊寺で行われ、PONANZAが山崎隆之八段(叡王)に85手で勝利し、先勝した。

photo 山崎隆之叡王

 「電王戦」と銘打った人間とコンピュータの対局シリーズは5度目。昨年までの団体戦形式ではなく、新棋戦「叡王戦」で優勝した山崎叡王と、コンピュータ将棋ソフト「電王トーナメント」の優勝ソフトPONANZAが2番勝負を行う形式となった。

photo 中尊寺に設けられた対局場の様子
photo 手前はPONANZA開発者の山本一成さん

 2日制の対局の1日目からPONANZAが攻め、優勢に。山崎八段は粘りを見せたものの、2日目午後4時31分に投了した。

 終局後、山崎八段は「想定から外れた局面で、途中の選択で苦しくしてしまい、その後チャンスを得られず完敗だった」「本来人間の得意分野である大局観を生かせなかった。PONANZAは強いという認識があったので、弱気ではだめだという気持ちになり、自分の判断を信じることができなかったのが1番の敗因。その後も勝負手も的確に抑えられた印象」と話した。

 第2局は5月21〜22日に滋賀・比叡山延暦寺で行われる。

ロボットアーム「電王手さん」も進化

 コンピュータ側の指し手を盤上に展開するロボットアーム「新電王手さん」は、引き続きデンソーが開発。より人間同士の対局に近付けるべく、対局のテンポを損なわないため、駒を返す「成」をスピードアップ、厳粛な対局場の空気に合わせて限界まで消音する――など昨年よりもさらに進化した様子を見せた。

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