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「2ch」商標はひろゆき氏に 拒絶査定、不服審判で取り消し

» 2016年05月02日 13時12分 公開
[ITmedia]

 匿名掲示板サイト「2ちゃんねる」(2ch)創設者の西村博之(ひろゆき)氏が、「2ch」の商標を近く取得する。

 ひろゆき氏は「2ch」の文字商標を2014年3月に出願(商願2014-23406)。いったん拒絶されたが、不服審判を経て3月23日付けで登録する権利を認められた。ひろゆき氏はすでに登録料を支払ったといい、近く商標を取得する見通しだ。

画像 審決速報より

 2ちゃんねる(2ch.net)をめぐっては、14年以降、ひろゆき氏と現在の運営者が対立。ひろゆき氏は2ch.netを「違法な乗っ取り」だとして、内容をほぼコピーする「2ch.sc」を同年4月に公開していた。

 「2ch」商標は14年11月に拒絶査定となったが、ひろゆき氏側はこれを不服として審判を申し立てた。審判では、現2ちゃんねるを別の運営者が運営しているとしても、出願時点では「2ch」という文字列はひろゆき氏の運営により周知性を獲得している割合が高いと考えられる──として、拒絶査定を取り消した。

 ひろゆき氏は13年に「2ちゃんねる」の商標も出願している(商願2013-8081)。

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