「お互いをほめあってほしい」――5月10日に都内で開かれた「Japan VR Summit」(主催:グリー、VRコンソーシアム)のセッションで、VR HMDを開発する米Oculus、台湾HTC、ソニー・インタラクティブエンタテインメントの3社のパネリストがそれぞれ、こんな“無茶ブリ”を受けた。
お互いが製品の価値を認め合う一方、3社が参加したからこそ市場が盛り上がったとの意見で3人は一致した。
米Oculusパートナーシップリーダーの池田輝和氏は、HTCのHMD「HTC Vive」について「オーダーから配送までがしっかりしている」と評価する。「Oculus Rift」は1月からプレオーダーをスタートしたが、まだ届いていないユーザーも少なくない。
「自虐ネタになっちゃいますけど……Oculus Riftはオーダーから配送まで時間がかかってしまっている。一方、私が頼んだHTC Viveはすぐに届いた。長くハードウェアを作ってこられた先輩方が、当たり前のことが当たり前にできるのはすごい。どうやればいいか、Oculusに教えていただきたい」(Oculusの池田氏)
さらに、VR空間を自由に動いたり物に触ったりできるHTC viveの「ルームスケール機能」について「あれほど自由に移動でき、あそこまで実現できてるのは素晴らしい」と持ち上げた。
「Oculusがなければ、『PlayStation VR』は今のように順調に開発できなかっただろう」――ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の吉田修平ワールドワイド・スタジオプレジデントはこう話す。
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