前代未聞「ドラクエ遠足」、その実態は……? ネットの高校「N高」初のチャレンジに先生びっくり(1/3 ページ)
「先生、おやつを持ってきてもいいですか?」「ざわざわしな~い、整列!」――ごく一般的な遠足での会話に聞こえるかもしれないが、これらは“リアルの会話”ではない。カドカワが4月に開校した通信制高校「N高等学校」(N高)が、オンラインゲーム「ドラゴンクエストX」の世界で実施した“ドラクエ遠足”での一幕だ。
「普通の高校と同じように、ネットでも友達をつくってほしい」。通信制高校にありがちな友達づくりの難しさを解消しようと、ドラクエ遠足は生まれた。一般的な学校行事になぞらえ、学期初めに初対面の生徒たちが交流を深める「遠足」をネットでも再現しようという試みだ。
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ドラクエ遠足・ウイイレ部も「ふざけてない」 ネットの高校「N高」が目指す“青春づくり”
カドカワの通信制高校「N高等学校」が、「ドラゴンクエストX」で“ネット遠足”、「ウイニングイレブン」のサッカー部を用意。「ふざけていません、真面目です」――担当者に狙いを聞いた。
ドラクエ遠足は、舞台がゲームということを除けば、実際の遠足と近いプログラムになっている。担任の教師が生徒たちを引率し、フィールドを歩き、モンスターを倒しながら、目的地「ヴェリナード城」を目指す。生徒たちは、スクウェア・エニックスが用意した“N高風”の制服アイテムを着用。それ以外は“特別扱い”せず、一般のプレイヤーと同じサーバで冒険に出掛ける。
ヴェリナード城に到着すると、班ごとに別のダンジョンやカジノに出掛けたり、クラスメート全員で鬼ごっこを楽しんだり――と、多数のレクリエーションを用意。ネット上では「うらやましい」「参加したい」などの声が上がっていた。
一方「ネットで遠足をして、何が楽しいんだ?」「生徒たちが勝手な行動をするのでは?」など、批判的な意見もあった。果たしてその実態は――6月に実施した初のドラクエ遠足を引率した、ばさし先生、よこしゅ~先生、ナカナヤン先生(いずれもゲーム中の名前)に裏側を聞いた。
「え、無理でしょう? これって遠足と呼ぶの?」
「え、無理でしょう? これって遠足と呼ぶの?」「遠足にもデジタルの時代が到来したのかと困惑した」――遠足をドラクエで行うと聞いて、先生たちは不安を隠せなかったという。「ほとんどゲームに触れたことがなく、生徒のほうがレベルもやり込み具合も上だと思ったので、本当に引率できるか不安だった」(ばさし先生)。
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